2013年 4月


 

4月21日(日)




とうとう、この日が来た!
2000年7月に、劇的な(?)出会いから13年、ミニのレストアが完了した!
さぁ、ラストスパート!
エステートは観音開きのドアゆえの小さな窓のせいか、荷物を満載したときのことを考慮
してか、ウイング(フェンダー)ミラーが標準装備となっている。が、その位置情報がない。
古い記事などから、前後方向は前輪の中心とほぼ同じことがわかったので、その通りに
穴を開けて取り付ける。
取り付けたミラーは、オリジナル通りのRaydyotの丸型ミラーとストレートのアーム。
鏡面は平面の鏡なので、見える範囲が狭い... 
おまけに、ドアミラーに慣れた今、ミラーが遠くてなかなか周囲状況を理解できない。
大丈夫なのか?

フロアマットも、Newton Commercial さんにお願いして、カーペットと同じ材料(表皮)で
作成してもらった。 
貼ってあったラベルに『CUSTOMER SPECIAL』文字が!
これで、オリジナルの見た目と、取り外して掃除ができる利便性の両立がかなう!
いよいよ、最後の作業だ!
リア左ドアの左下に、『MINI MINOR』のバッチを取り付ける。
これは、普通のミニと同じもので、トラベラーやエステートの文字はどこにもない。
これはオースチン版も同じだ。
そして最後の最後、ボンネットをボディに載せ、モーリスの車であることを示すフロント
バッチの位置を確認し、取り付け用の穴を開ける。
そしてそこにバッチを取り付けて...



ついに、完成だーっ!
エンジンをかけ、クラッチを切って、ギアをローに入れ、ゆっくりクラッチをつなぐと、
スルスルと走り出した。 これが初めて我が仔が自力で動いた瞬間であり、そして
私自身が初めてミニを運転したのである。
そのまま、ガレージから出して陽の光に当ててみる。
残念というか、イギリスらしいというか、曇り空にコッツの民家をイメージした我が家
の前で、静かに佇むミニトラベラー! 絵になるなぁ。
そして、この仔の特徴である木枠が眩しい、バックショット。
外で見ると、木枠の色がまだちょっとうすいように感じるが、これはこれから年月を
重ねれば濃くなっていくだろう。
そして、観音開きするリアドアと荷室。これも、普通のミニにはないエステート系の特徴。

一通り、チェックを終えたあとは、送り出しの準備。
私自身、ミニのみならず、車の整備のプロではないので、タートルトレーディングさんに
車全体の点検、ナンバー取得と車検まで、一任しているからだ。
その日の夜、まだ完成の喜びの余韻を残したまま、タートルトレーディングさんが
我が仔を引き取りに来た。
2階建てのローダーの下にトラベラー、上にエランと、さすが英国クラッシックカーの
大御所らしい絵面だ。
我がトラベラー、路上を走れるようになって帰ってくるのはいつか!
ついに完成したトラベラー、といっても、現在は公道デビューに向け、最低限のことを終わらせただけ。
このまま問題がなければ、6月には帰ってくるかな。
とりあえず、ナンバーが取れたら、シートベルトや触媒、AVなど、まだまだいろいろなことが残っているぞ。
それでは、続報を楽しみに!
 

      


作成者:マロンパパ