2013年 6月


 

6月22日(土)




とうとう、そう、とうとうこの日が来たのだ!
50数年前に産声を上げたクラッシックミニが、日本の道路を初めて疾走する日が!
トラベラーが主治医であるタートルトレーディングさんに引き取られてからしばらくして、
元気な姿(?)が届いた。
やはり、プロに見てもらうと、色々と作業をやり直しが必要なところが...
素人の組み立ては、所詮素人の作業なのを痛感。中でもひどかったのは...
実は、車を引き渡す直前までガス欠の症状が出ていて、時間切れでそのまま渡したのだ。
キャブのフロートがおかしいのかな?と思っていたのだが...
色々と調べてもらった結果、プロの判断はタンクのつまり! まさか、そんな...
で、開胸すると... タンクの一番下にあるアウトレットはただ穴があいているだけで
はなく、小さなストレーナーから上方に立ち上げて外に出るようになっていたのだ。 
エアの吸い込み防止かな? で、そのストレーナーが、サビ防止のコーティングで
塞がれていたのだ。少しの隙間から、ガソリンが出ていたので、想像すらできなかった。
そこを綺麗にして完成! エンストしなくなりました。 さすが、プロです!
車も無事に仕上がり、国内新規登録も済ませ、希望ナンバーもついて、いよいよ納車の
日が来た!
整備や登録の便宜性から、今までの作業はタートルトレーディングさんの所沢店で行って
いたが、納車のため横浜店へ早朝に搬送! 梅雨の晴れまで、絶好の納車日和だ。

(といっても、私が何かしたわけではないんですけどね。)
納車準備完了の連絡で、公共手段でお店まで行くと...
店頭にちょこんといました、我が仔トラベラー!
ちゃんと日本のナンバーが付いている! と当たり前のことで感動してしまう。
店長のN村さんとしばしミニ談義をしたあと、いよいよ引渡し! 緊張しながらコクピットに
乗り込み、エンジンをかける。 さぁ、家に向かって出発だ!
ついに日本の道を走った我が仔トラベラー!非力な850ccのエンジンをいたわりながら、
4速MTを駆使して、炎天下の一般道をトコトコと走る。
が、そこは週末の横浜、一番お日様が高い時間でもあちこちで渋滞が...
アイドリング時は、ファンの回転がゆっくりのため、水温がみるみる上がっていく。
なるべく渋滞を避け、水温計とにらめっこしながら、なんとか家に到着!
お疲れ様でした!
とりあえず、センターキャップを取り付け、当時のオプションだったサンバイザーとAAバッチ
でお化粧。 
夕方、多少涼しくなった頃を見計らって、トラベラーと私自身の慣らしをかねて、近所を徘徊。
まだ、回転が渋いエンジン、その他各部のチェックを気にしながら、走りこむ!
といっても、今時の250ccバイクより馬力がない850ccエンジン、絶対スピードも低いが...
52年の歳月を経て、陽の傾いた日本の田園風景をバックにたたずむトラベラー。
やはり、都会よりこのようなところが似合うなぁ。

とりあえず付けたセンターだけのセンターキャップ。本来はフルキャップがオリジナルだが、
グリルと同じオールドイングリッシュホワイトのホイールを見せられるこちらも捨てがたい。
どっちにしようかな?
ということで、まだ色々と手を入れるところはあるが、ひとまずレストアは終了!
これからは、我が子トラベラーの成長日記を綴っていきます!
永い間、応援していただきありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いします。
 

      


作成者:マロンパパ 1