2012年 11月


 

11月26日(日)




さらに、木枠の続き。
と、その前に... 木枠は24分割された状態で売られています。
写真は、イギリスから日本へ送るため、一本一本エアパッキンでくるんだ状態。
購入時は、むき出しのまま箱詰めされていた。
この状態で10年間室内保管していたが、カビや腐り、反りもなく良好な状態で助かった!
(過去のページになかったので、今頃ですが...)
さぁ、いよいよ木枠の組付だ。
まずは、木枠下部の固定用ボルトを取り付ける。 
木枠は、基本的にボディ内側から木ネジで固定するのだが、ドアポケットや袋小路に
なっている場所は、ドライバーで木ネジを締められないので、木枠側にボルトをつけ、
室内側からナットで固定するのだ。 よく考えられてるなぁ。
木枠の裏面、ボディと接する処理をどうするか、前々から悩んでいる。
ボディと木枠の隙間に水が入り込むことを避けるため、シーリングをするかどうか...
悩みに悩んだ結果、うちにあったブチル系の厚手の両面テープを各部の上面と前側に貼り、
水の侵入とボディとの直接の接触を避けることにした。
万が一、隙間に入った水が抜けるように、下面にはシールをしていない。
黒いラインが、厚みのある両面テープだ。
リアドアの木枠も同様に両面テープ処理を行い、取り付け準備完了。
この処理、木枠ミニのプロの方々や先輩たちから見たら、呆れ果ててしまうかもしれないけど、
問題があればやり直せばいいんだから、とりあえずはこれで様子を見よう。

これら木枠を所定の場所に置き、室内側から一気にネジ留めだ!
木ネジはかなりの数、50本くらいかな?と18個のナットでボディに固定して、ついに木枠の
完成だ!

ブルーグレーのスチールボディにナチュラルな木枠、この異なる素材のアンマッチが、
この仔のこだわり! 
木目も綺麗に現われて、しばらくの間うっとりと眺めてしまった。
木枠にちょこんと載っかっているテールランプ。
木枠なしのエステートやバンと共通なので、年代はわからないが、程度の良い中古の
ベースと新品のレンズで復活!
レンズとベース間の防水用スポンジは、硬く縮んで機能していなかったので、適当なスポンジ
を切って貼り直しておいた。
これが室内側。 
ランプベースは、木枠の厚み分、取り付け用のスタッドボルトが短くなるが、ネジ部が
オフセットした特殊なナットにより、しっかり固定される。
木枠を留める、キットに付属の木ネジは、スチールのポジ(フィリップスタイプ)だが、普通の
ドライバーで締められるステンレス製の普通のネジに交換済み。
こちらはリアのドアハンドル。
リプロ品も出回っているが、フチの段差がボヤっとしていたりと、細部がいい加減だったり
するが、こちらは程度が良い純正の中古品!
クラッシックな形状、美しいですねぇ。
リアドアの窓を装着!
この窓、イギリスの現役時代に、盗難防止用にサンドブラストで登録ナンバーを刻印してある。
しかし、左上の製造年月日が示しているのは、残念ながらオリジナルではなかったということ。
タートルトレーディングさんで購入した新品のラバーシールで防水もバッチリ!
ナンバーランプは、当時物のルーカス製。 
初期のトラベラーには、シングルバルブタイプが使われているが、普通流通しているのは、
ツインバルブタイプ。
そんなレアな仔を運良く入手できたので、もちろん装着しちゃいましょう!
そして、こちらもレア品! 当時のBMC純正オプションのリバーシング・ランプ。
エステートへの正しい取り付け方法がわからないので、適当なブラケットでバンパーの
取り付けボルトに割り込ませた。
例のオイルクーラーパイプが邪魔でリバーススイッチが付けられないが、どうしようか...
これでリア周りの外装は完了!
木枠とテールランプが付いたので、いよいよインナータンクに鎮座してもらおう!
といっても、ボルト4本で留めただけ。
床下からタンクの真下に燃料パイプを取り付け、フューエルゲージの配線をつけておしまい!
ということで、今後はインテリアの組み付けだ。
しかし、ボディを切った貼ったしているので、パネルのサイズが合わず、なかなか簡単に行かない予感。
まぁ、なんとかなるでしょ。
それでは!また!
 

      


作成者:マロンパパ