2012年 11月


 

11月18日(日)




さぁ、木枠の続きだ。
仮止めした木枠のホイールアーチ上部の長さが足りない!
木枠が悪いのか、ボディーワークが違うのか、原因を探っても、これで行くしかないので、
この隙間を埋めるような木を追加しよう。
物置に転がっていた木材の切れ端を削って、隙間を埋めてみた。
チョットつなぎ目が目立ってしまうけど、新たに全部を作り直すのは、さすがに無理なので
これでよしとしよう。
まぁ、防水塗装や日焼けをすれば、色も濃くなって目立たなくなるだろう。
左側側面の木枠は、ボディパネルまるまる交換だったためか、多少の修正だけで完了。
リアドアの木枠も仮止めして、ボディとの密着を確認、平面と直線なので小修正で完了!
うん、やっぱり木枠がつくと、クラッシックな感じが強まるぞ!
木枠の修正が終わったので、一度、木枠を外し、取り付けの準備に入ろう!
といっても、ボディに取り付けるための穴あけが主な作業。
せっかく綺麗にしてもらったボディに穴を開けるのは、精神的に良くないが、これも木枠の
ため、勇気を出してドリル!
他のレストア記事や自車の記録で確認した穴位置にドリドリ穴開け!
こんなにいるの?というくらい、穴があいたボディ。

なんか、マシンガンで撃たれた廃車のような...
開いた穴に錆止め剤を塗ってサビ対策をしておく。
その他の準備として、リアドアの立て付けを調整。もともとここはタートルさんで調整されて
いたが、ヒンジの取り付けネジの向きがオリジナルと異なっているので、本来の向きに直す。
ボディ側は、内側からボルトで外がロックナット、ドア側はその逆。
これはこのボルトの作業性からなったと想像。
新品のボルトとナット、ワッシャを使って固定。ペイントしなきゃ!
そして、リアドア用のハンドルは、木枠の厚み分延長された専用なタイプ。
残念ながら、うちの車に付いていたオリジナルは、見るに耐えない程、傷みが激しいため、
程度のいい当時物のサルーン用のハンドルに長いシャフトとスタッドを移植。
あわせて、キーシリンダーもメインのイグニッションやフロントドアと同じものに交換。
複数の鍵を持たなくて済むぞ。
いよいよ木枠そのものの準備だ。
木枠は組み立てた状態でボディに付けるため、まずはバラバラの木片を組み立てる。
重ねた木片を裏側から木ネジで固定するのだが、キットに付いてきたネジはスチール製
だったので、同じサイズのステンレスネジに変更、サビによるダメージ対策だ。
ネジ穴と下穴、木片同士の建て付けもぴったりだ。
組み立てた木枠!
外で見ると、白木のままの白さが眩しい! で、木枠の色はどうしようかな? 
ちょっと濃い目のブルーグレーのボディに、オールドイングリッシュホワイト(OEW)のグリルや
ホイールが来るので、木枠も薄い色のほうが映えるかな、と。
これが、めったに見れないであろう木枠の裏側!
この木枠は、ミニのボディパネルで有名なM-Machine製。
出来は非常によく、ボディのプレスによる段差もちゃんと逃げるような加工がしてある。
 
そして、木枠の塗装処理。
ウチのミニは完成後も基本的にガレージ内の保管だが、突然の雨で濡れることもあるから、
防水や防腐の処理が必要だ。
最近は、ウッドデッキ用に色々な塗料が出ているが、浸透性の油性タイプが良さそう。
で、最終的に選んだのは、WATCO.。 理由は英国製だから。シンプルかつ明確な判断(笑)
外部木質用の塗料はティンバーガードという種類で、色は透明のナチュラルのみ。
作業は、単にそのまま木に塗れば良いのだが、最近の週末が雨続きのため、やむなく
ガレージ内で行うことにしたが、組んだ木枠は結構な大きさなので、作業スペースが厳しい! 
(ガレージ内を整理すれば、もう少し楽に作業できるのに...)
塗るというより染み込ませる感じで、なんとか2度塗り完了。
外に出して色を確認してみると、白木にほんのり色が付いた程度。
でも、明らかに木目の濃淡が強調されている!
仕上がりもテカテカに光るものではなく、しっとりとした半光沢。
WATCOの浸透性オイルの耐久性がどんなものか、乞うご期待!?
ということで、今日はここまで。
次はいよいよボディへの取り付けだ! 
基本的に仮組み確認しているので、問題はないと思うけど、すんなり終わらないのがこのレストア!
まぁ、なんとかなるでしょ。
それでは!また!
 

      


作成者:マロンパパ