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さて、夏休みの続き!
クランクシャフトとカムシャフトをつなぐ、タイミングチェーンの取り付け。
それぞれのプーリーの位置関係を合わせてセット。
パワーがあるクーパー等はチェーンが2重になっているが、うちの仔はたかが850cc
のノーマルエンジン、そのままオリジナルのシングルチェーンだ。 |
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カムプーリーのナットを規定トルクで締め、カバーを取り付け。
クランクシャフトが付く部分のオイルシールが外側に付くのは、極初期の証!
でも、その後に内側から付けるデザインに変わっているという事は、何らかの問題が
あったから変わったのかも... まぁ、あまり気にしないでいこう!
プーリーを付けて、フロント(左)側はおしまい。
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今度はリア(右)側。クラッチハウジングを付けるために、接合部を綺麗にして、
液体パッキンをぬり、ガスケットを装着!
作業場の乱雑さが、性格を表している? 見なかった事にしてください…
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スリムなエンジンにフライホイールが納まる丸いクラッチハウジングが合体!
クランクシャフト両端のオイルシールは、当然新品を組み付ける。
今回のエンジンバラシは、こういったゴム部品のリニューアルも重要なタスクの
ひとつだ! |
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ここにクラッチをセット。ちょっと錆びてるけど、プレート、カバーともに新品を使用。
元々オーバーホール済みのエンジンのはずだけど、10年以上前の話なので、
ここは潔く予備として買っておいた新品をおごろう。
(といっても、予備として買ったクラッチも10数年前の物なのだが...気分気分!) |
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クラッチカバーを装着、これで左側もほぼ完成!
だんだんミニのエンジンらしくなってきたのと同時に、めちゃくちゃな重さになって
きた。
作業台、大丈夫だろうか? |
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そして、次はシリンダーヘッド。
冷却水が蒸発して、内部はサビだらけ。ドライバーで届く範囲の大きなさびを
落として水で洗い流す。
4つ並んだハート形の燃焼室!和みますなぁ。
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シリンダーブロックにスタッドボルトを取り付けて、ヘッドガスケットを置いて…
いよいよヘッドを載せるぞ! |
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ヘッドのナットは、ロッカーアームも固定も兼ねているので、ヘッドを載せた後に、
タペットとプッシュロッドをセットして、順番にナットを締めていく。 |
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中央から外に向かう順番で、ナットを締めていく。途中からトルクレンチで規定トルクで
締めていくのだが、1本だけなかなかトルクが出てこない。明らかに他のボルトより
ナット上の飛び出し量が多いぞ、と思った途端、ボルトが折れた!
まぁ、古いエンジンなので、こういったこともあるだろう。
予備、あったかな? |
という事で、今日はここまで。
ちょっと気になることもあるので、ヘッドをもう一度外して組み直しだ。 |