2011年 9月


 

9月4日(日)

さて、夏休みの続き!
クランクシャフトとカムシャフトをつなぐ、タイミングチェーンの取り付け。
それぞれのプーリーの位置関係を合わせてセット。
パワーがあるクーパー等はチェーンが2重になっているが、うちの仔はたかが850cc
のノーマルエンジン、そのままオリジナルのシングルチェーンだ。
カムプーリーのナットを規定トルクで締め、カバーを取り付け。
クランクシャフトが付く部分のオイルシールが外側に付くのは、極初期の証!
でも、その後に内側から付けるデザインに変わっているという事は、何らかの問題が
あったから変わったのかも...
 まぁ、あまり気にしないでいこう!
プーリーを付けて、フロント(左)側はおしまい。
今度はリア(右)側。クラッチハウジングを付けるために、接合部を綺麗にして、
液体パッキンをぬり、ガスケットを装着!
作業場の乱雑さが、性格を表している? 見なかった事にしてください… 
スリムなエンジンにフライホイールが納まる丸いクラッチハウジングが合体!
クランクシャフト両端のオイルシールは、当然新品を組み付ける。
今回のエンジンバラシは、こういったゴム部品のリニューアルも重要なタスクの
ひとつだ!
ここにクラッチをセット。ちょっと錆びてるけど、プレート、カバーともに新品を使用。
元々オーバーホール済みのエンジンのはずだけど、10年以上前の話なので、
ここは潔く予備として買っておいた新品をおごろう。
(といっても、予備として買ったクラッチも10数年前の物なのだが...気分気分!)
クラッチカバーを装着、これで左側もほぼ完成! 
だんだんミニのエンジンらしくなってきたのと同時に、めちゃくちゃな重さになって
きた。
作業台、大丈夫だろうか?
そして、次はシリンダーヘッド。
冷却水が蒸発して、内部はサビだらけ。ドライバーで届く範囲の大きなさびを
落として水で洗い流す。
4つ並んだハート形の燃焼室!和みますなぁ。
シリンダーブロックにスタッドボルトを取り付けて、ヘッドガスケットを置いて…
いよいよヘッドを載せるぞ!
ヘッドのナットは、ロッカーアームも固定も兼ねているので、ヘッドを載せた後に、
タペットとプッシュロッドをセットして、順番にナットを締めていく。
中央から外に向かう順番で、ナットを締めていく。途中からトルクレンチで規定トルクで
締めていくのだが、1本だけなかなかトルクが出てこない。明らかに他のボルトより
ナット上の飛び出し量が多いぞ、と思った途端、ボルトが折れた!
まぁ、古いエンジンなので、こういったこともあるだろう。
予備、あったかな?
という事で、今日はここまで。
ちょっと気になることもあるので、ヘッドをもう一度外して組み直しだ。
 

      


作成者:マロンパパ