2003年 4月


 

4月6日(日)

 さて今日は前回の続きでフロント左側のバラし。でも、前回の経験からコツをつかみ、順調にバラシ完了。

 お次は再利用する部品の再生。バラした部品のうち、再利用されるのは、アッパー、ロアアームのみ。
ブレーキとドライブシャフトは以前にリビルトしたディスクASSY へ、トランペットは将来のため(また錆で固着されたら困るため)アルミ製の中古品を使用、
その他は新品を利用するからだ。始めにアーム類の錆と油を落とす。特にアッパーアームはグリスが付着し、ベトベト。油落とし溶剤でよーく洗浄。次は錆び落とし。軽くワイヤブラシで錆を削り、錆び取り剤を塗る。そして仕上げのPOR15を塗り完成。そして、サブフレーム側にも同様な手順で仕上げる。
これで、次回は組みつけに入ることができる。
 

4月20日(日)

 先々週POR15を塗ったアーム類も乾いているので、いよいよ組み付けを開始だ。
まず、ドライブシャフトの組み立て。新品のCVジョイントをドライブシャフトに組み込み、ラバーブーツを被せる。
そしてラバーカップリングフランジをグリスを塗って組み立てて、ドライブシャフトは完成。

 次はステアリングラックのブーツの交換だ。
本来なら、ラック自体も新品かリビルト品を使い所だが、Mk.I 用はなかなか見つからず、自宅じゃ交換も簡単にはできないため、
ひびの入ったブーツのみの交換にとどめた。 まあ、ガタなどほとんど感じられなかったので、大丈夫だろう。ラックエンド(タイロッドエンド)はもちろん新品を使用。


 次はアッパーアームだ。
本当ならローラーベアリングも交換したかったが、簡単には外れそうもない。傷やガタが無い様なので、シャフトやナット類のみを新品にして組み付け。
しかし、ハッと気が付いた。ラバーコーンがサブフレームに入らない。順番が逆だったのだ。
どうしようも無いので、アッパーアームを外して、ラバーコーンをセットしてから、再度アームを組み付けた。初心者の典型的なミスである。
この時、ラバーコーンストラットのサビによる固着防止のため、事前に入手しておいた中古のアルミストラットを使用することに。
ピボット組み付けのためラバーコーンコンプレッサでコーンを圧縮してセットアップ。なんだかんだ段取りが悪く、今日はこれで終わってしまった。
  
 

4月27日(日) 

 今日は先週の続き、まずロアアームから。
新品のブッシュとシャフトでサブフレームに組み込む。そしてディスク用スイベルハブを上下アームに取り付ける。ここまでは順調だ。
が、しかし… ドライブシャフトが入らない。ロアアームのシャフトが邪魔をして、ラバーカップリングフランジがサブフレームの開口部に入ってくれないのだ。
事前に確認しておいた時は、ロアアームシャフトが無かったから入ったのか。
仕方がないので、ロアアームを外して、ドライブシャフトを通してからロアアームを再組み付けした。
効率が悪い進め方だが、これも素人のなせる業(?)、何事も経験である(笑)。
 ドライブフランジとディスクをドライブシャフトに組み、いよいよ次はブレーキだ。
ディスクカバーを組んだ状態で、キャリパをスイベルハブにボルト止め。
新品のパッドが入るようにピストンを押し込み、ブレーキ用の銅グリスを塗って挿入、割りピンで固定。
ノーマル風に仕上げるために熱収縮チューブを被せたグッドリッジのステンメッシュをキャリパからサブフレームへ配管し、ブレーキはこれにて終了。 
しかし、ミニのキャリパは40年近くも前なのに、対抗ピストンタイプ。現在一般的な片持ちタイプがまだなかったからかもしれないが、なんか高級な感じがする。
 最後に、タイロッドとショックアブソーバを取り付け、すべての項目を完了。
おっと、アッパーアームとボールジョイントのグリスアップを忘れてた。グリスガンで注入して全工程終了。
ボルト&ナットを含め、すべての部品を新品かリビルトしたもので組んだので、以前の錆びだらけの姿からは想像ができないくらい綺麗になった。
次回は左側、今回の経験を生かせば、組み上がりもあっという間だろう!
 
 
 
 
 

      


作成者:マロンパパ