2003年 2月


 
本業の忙しさと季節のため、去年の8月から何も進んでいない。でも、やはりこのまま終わりにはしたくない。
どうせ、永く乗るんだ、今回は最低限のボディの修正をして、将来のレストア時にきっちりやろう!
と決まれば、まずは粗大ゴミから移動可能な車にするべく、足回りとエンジンを稼動できるようにしよう!
とはいうものの、作業はワイヤーハーネスや配管などもやらなくてはならない。
ボディ装飾、インテリアを除くほとんどに及ぶ結構な作業だ。ま、気長にやろう!


2月8日(土)

 平日は仕事、週末は家族サービスでなかなか時間が取れない。しかし、少しでも進展させたい。
ということで、夜のくつろぎ時間に、小物を使えるように準備することにする。
 まずはデスビから。初期のデスビはルーカスの25Dではなく、DM2というタイプである。
基本的に25Dの元になるもので(多分)、ポイントやコンデンサ、デスビキャップなどはまったく同じものが使える。
外観は本体下部の絞りが25Dよりスムースで、バキュームユニットが六角ナットになっている。
残念ながら、イギリスでもDM2の新品はおろか、中古品もお目にかかれない。
数々のミニショウ、オートジャンブルそしてミニショップを廻り、やっとリビルト品を発見できた。(シリアルナンバーは、ミニ850プレミアムガソリン用)
チョット使うのがもったいないような気もするが、とっておいてもしょうがないので、思い切って使うことにする。

 使用するに当たり、ポイントのギャップ調整と当たり面の研磨を行って取り付けに備えることに。
Lucas 25D Lucas DM2
 

2月9日(日)

 今日は春のような陽気だ。昨日準備した部品を早速着けてみたくなり、久しぶりにミニをいじる事にする。
幸い、エンジンルームはボディの直しに関係がないため、ここから始めることにしよう。
 はじめにボンネットを外し、エンジンルームの状態をチェック。すると、以前塗ったエンジンのペイントが剥がれている。
下地処理が完璧ではなかったのだろう。もう一度脱脂をし、はけで塗り直し。
 
 次は昨日準備したデスビの取り付け。
といっても、正確な点火位置はエンジンがかかってからの調整となるので、ロッカーアームの位置から、大体の位置を合わせて取り付
けた。
インマニから負圧をとるための銅パイプをバキュームユニットの先端に接続、そしてデスビキャップにハイテンションリード(プラグコード)を取り付け、
防水キャップをかぶせ、先端にプラグキャップ(古いチャンピオン製、右下写真)を取り付けて、点火系はおしまい。

 お次はワイパーモーター。これも以前レストアしたものだ。
まず本体取り付け部用の3つのゴムブッシュをボディにはめ込み、そこへ本体の取り付けねじを差し込む。
同時にワイパーホイールボックスにプラスティックのスペーサを入れボディの穴から出す。知恵の輪のような作業だ。
最後に本体をナットで固定し、ホイールボックス上部の六角ナットを留めて完了。
ちなみにMk.III以降はホイールボックスの形状、ギア比が変わり、八角ナットになった。

 今日の最後の作業は、シャシーナンバープレートとエンジンナンバープレートの取り付けだ。
シャシーナンバープレートはラジエターカウル上にねじ留め。エンジンプレートのほうは、1番プラグ下にビスを打ち込んで固定。
実際のエンジンはMk.I末期のもの。しかし見た目オリジナル作戦のため、あえて車両に合わせたオリジナルの番号にした。
今後のエンジン修理時には気をつけねば。

 しかし、狭いエンジンルームがスカスカ。余分なものがなく、とてもシンプルだ。
 

  

      


作成者:マロンパパ