2001年 4月
4月7日(土)
- H-Miniヘ行く。サイドシルが交換されていた。これもデザインが異なっていたそうだ。
- 以前のオーナーがレストアしたときにMk.2ルックにしたのだろうか、その場にあったものを使ったのか、はたまたニコイチの事故車なのか…
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4月8日(日)
- フロントシートの材料がそろった。
- しかし焦らず、まずはシートフレームのさび止めから。
- こちらの旧車乗りには有名なWaxoyという液体ワックスで、ボックス状になっている内部にスプレーするもの。
- ワックス自体は昔木造校舎の床に塗った黄色いワックスのようだ。(年がばれる…)
- この液体ワックスをシートフレームのパイプ内側にスプレーするのだが、温度が低いせいでなかなかうまくいかない。結局、多めに塗布されてしまった。
- 後日、天気の良い日に大量のワックスが流れ出てきてしまった。
- これ以上(たとえ暑い日本の夏でも)出てこないようにパイプ入り口に栓をして、シートを組み立てることに。
4月14日(土)
- いよいよフロントシートの組みつけだ。まず、届いたストラップをシート幅にあわせて切り、両側に取付金具をつける。
- この長さで張りが変わり、体重による沈み込み量と乗り心地が決まってくるため、オリジナルを元に慎重に長さを決定。
- (ちなみに、このシートフレームの形状も初期の車は異なり、床の部分は動かず、イスの部分のみ前後にスライドする2階建ての構造。
- タンクの変更より早く終了。)
- この上に座面用スポンジを置き、シートカバーで包む。
- ただし、後席への乗り降り時にシートを持ち上げると、裏のスポンジが見えてしまうのでオリジナルに近いムシロみたいな布を弾いてからスポンジを載せることにする。
- そしてカバーの端をクリップで固定、座面の出来上がり。
- 次は背もたれ部。またもやヤシの毛をストラップの前に貼り、上からカバーをかぶせる。ひっくり返して裏側を止めれば完成。
- 書くと簡単だが、実際は張りやしわの調整で、一脚がほぼ一日作業となってしまった。
- ここでこぼれ話。実はこのシートカバーのパイピングの色は、オリジナルより濃い色なのだ。
- ニュートンには、グレーフレックや、スパニッシュブルーなど、シート素材のリプロダクト品はあるのだが、パイピングまではなかったのだ。
- ほかの同業者にもあったってくれたのだが見つからず、やむを得ずこれを使った次第だ。ちょっと不満は残るが、無い物は無いのだから、仕方あるまい。
4月15日(日)
- ミニショウへ。今回のはH-Miniのアレンも毎年行っているという結構大規模なもの。
- ここではBMCオリジナルのオーバーライダー、タンクレベルセンダー(サイドタンク用!)、ホイールキャップ、そしてリアエンブレムなどをゲット。
- ここでブルースと再会。
- 助手席用のウインドウサポートプレートの程度のいいのが入ったとのことなので(運転席用は去年に新品を購入済)、水か木曜日に有給を取り、店へ行くことを約束。
4月18日(水だけど有給)
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- 約束どおり、ブルースのところへ。例のウインドウサポートは新品とみまちがえるほどの程度のよさ。もちろん購入し、これで両側そろった。
- それとイナーシャ式(自動巻き取り式)のBMCのシートベルト。
- 本来はスタティック=固定式なのだが、BMCのものは入手困難で(ブリタックスブランドならまだ見つかるが)このイナーシャも残り一組だった。
- 多少塗装のはげや錆が出ていたが新品箱入りだ。
- 本来シートベルトはオプションなので、63年以降にオプションの新型ベルトを付けたということにしよう。(無理やり納得)。
- そしてほかの物を物色していると、ブルースがニコニコしながら、『これ知っている?』と出してきたものがあった。
- なんと初期モーリスミニ用のキックプレートではないか!以前来たときには無かったが、探しておいてくれたのだ。
- モールの1本はなんと新品、あとはセカンドだが、この際文句はいってられない。
- 相変わらず、ブルースのところはおいしいものがいっぱいだ。
4月27日(金、またまた有給)
- 去年分の有給を今月中に消化しなければならないというありがたいルールにより、また有給。
- 以前行ったMini-Mという店へ再度訪問。ここも中古部品の宝庫。
- 今回見つけたのはワイパーモーター。
- 店主いわく、61年式はルーカスのDR2というタイプで、ギアカバーがスチール製、おまけにふき取り角130度なんだそうだ。
- 前にリビルとしたのはアルミカバーだったので、間違いなく新しいものだ。
- 運良く中古の山からDR2を発見、それも61年5月製だ(本当は車の生産が5月なので、部品の生産は3月か4月なのだが)。
- 中古でもちょっと値が張るが、しょうがない。
- 帰ってから早速ばらしてみると、なんとブラシ側ではなく、アーマチュア側の接点部分が磨り減って地肌が見てている。
- これじゃ使い物にならない。へこむ…
作成者:マロンパパ