Modification
- Chassis -


 

Front Drum Brake (2)
(Original)
下準備編

前回、バラしたドラムブレーキの部品、全て錆だらけ!
これらを綺麗にしないと、車に取り付けることはできない。
さぁ、頑張ってリビルトしましょう!
ナックルやハブのサビ落としは、形状が複雑ゆえ大変。
そこで、新兵器の導入!
これ、前から欲しかったのですが、改めて流通価格を見ると
それほど高くない。
大物部品6個をお店にやってもらうより安いかも!
ならば買っちゃえ!とポチッ!
早速ガレージに設置場所を確保。
安物中華サンドブラスター、隙間から砂が漏れるとの先輩方の
助言により、使用前にコーキング処理を実施。
外パネルの接合部には、申し訳なさげにスポンジがあるだけ。
これでは十分とは言えませんね。
コーキング剤をくるっと一周塗ってから元に戻す。
これだけでもだいぶ違うだろう。
早速使ってみると... 
みるみるうちにサビが吹き飛び、下地が露出してきた。
しかし、コンプレッサーの威力はそれほど強くなく、庫内が
舞い上がった粉塵で視界が悪くなるため、作業が進まない。
なんとかナックル片側を処理できたが、30分位かかってしまった。
その出来栄えば、ほとんどのサビと古い塗装が剥がれ、気持ち
いいくらい綺麗な下地となった。 すごいね、これ!
きれいになったナックル。
なんか、大昔に授業で作った砂型鋳物のよう(笑
MOWOGの文字がくっきりとあり、反対側にはオリジナルの証、
初期物の部品番号もある。
腐食による傷みもないし、これを使ってオリジナルのブレーキ
に戻すことが可能だ!
こんなところにも、MOWOGの文字が!
思わずニヤけてしまいます!
さぁ、続けてほかの部品もサビを落とすぞ!
と、もうひとつのナックルのサビを落としている途中、ブラスト力
が弱くなってきた。 
おかしいと思いながらもそのまま使っていると、ついにエアが
出なくなってしまった。
コンプレッサーをばらしてみると、エアの逆流防止のリード弁が
バラバラに砕けてました(涙
部品は手に入るようだが、ブラスト処理は一時中断。
途中だったナックルは、ワイヤーブラシと紙やすりでサビを除去。
バックプレートは、古いペイントとグリスでコーティングされている
ので、これらをスクレーパーではがしていく。
このコーティング?のおかげで、地金の表面にうっすらサビは
あるものの、強度もしっかりある状態なので、これも十分に
使うことが可能だ!
主要部品のサビ処理が終わったところ。
若干残ったサビは、POR15の処理で封じ込められるので、
このままでOK。
しっかりと油分を拭い去って、ペタペタとPOR15を塗っていこう!
POR15で処理が終わった部品たち。
開封から若干時間が経って、固めになってしまったのPOR15
だったため、筆塗りのムラが出てしまったけど、しっかりとした
皮膜でコーティング完了!
次回は、いよいよ組み立て、組み付けだ!
(つづく)
 

      


作成者:マロンパパ