2012年 5月


 

5月19日(土)

さて、今回はエンジンを仕上げるぞ! ナットを救出後、淡々とエンジンをくみ上げていく。
そして、車両に載せる前に、エンジンに問題がないことを確認するため、その準備を行う。
まずは電気系。 デスビを組んで、プラグコードを間違えないように組み付ける。
(デスビキャップとプラグコードは仮組なので予備品。)
デスビとコイルの配線は、配線図を見ながらバッテリーに直接接続。
燃料系は、ガソリン予備タンクから実際の電動ポンプでガソリンを吸い上げ、キャブレター
に供給する。 
燃料ポンプは、オリジナルのPDタイプはさすがに信頼性が乏しいので、今手に入る
SUタイプのポンプを使用。
このポンプ、ポジティブアース(バッテリープラスがグラウンド)でもそのまま使える優れもの。
キャブレターは、オリジナルのUSキャブ1.25口径。
前にオーバーホールしたので、各部の動きをチェック、問題なさそうなので、そのまま
組み付ける。 
そして、近所からの苦情を受けぬよう、マフラーも取り付けて、準備完了!
配線をもう一度確認し、スタータに12Vに繋ぐと... 動かない。
それどころか、爆発らしき動きが、スターターの回転を一瞬止めているようだ。
ということは、点火時期がずれていて、上死点前に点火しているのかも。
なので、デスビをぐっと回して、スタータを回してみると... 
感動する暇もなく、いとも簡単にかかってしまいました、850tの小さなエンジン!
ちゃんとヘッド周りにもオイルが循環してるぞ。
そして、約1時間のアイドリング運転中、特に怪しい異音や振動はなく、水温は85℃位で
安定していた。
途中、白煙が! どうやら、エキマニのお化粧で、おなじみのPOR15を塗って、錆を完全に
封じ込めたのだが、この塗装が焼けたようだ。
それでも、30分程度で出なくなった。 
結局、1時間のアイドリングでの初期ラッピング、問題なく終了!

これで、安心して車体に積み込めるぞ。
前回、エンジンをかけたのは、イギリスから帰国する前だったので、10年ぶりのエンジン
運転ということになるんだなぁ...
あっという間のようにも感じるし、すごく長かったとも感じる。
さて、次は補機類を再度バラして、エンジンを詰め込む作業となるが、その前に空っぽのエンジンルーム時にしか
できないことがあればやっておこう。
 

      


作成者:マロンパパ