2011年 7月


 

7月23日(土)

さて、ボディは旅立って、綺麗に蘇ってくるはずだが、その間を利用して、10年間
回していなかったエンジンの状態を確認しなくては。
しかし、ミニのエンジンって重い!まぁ、50年も前に開発されたものだから、当時の
技術じゃ軽量化するにも限度があるんだろう。
まぁ、そのためにクレーンまで買ったんだから、活用しなければ。
とりあえず、エンジンとミッションを分離させてみるか。
となると、まずはクラッチとフライホイールを外す。というのも、このフライホイール
ケースがエンジンブロックとミッションケースにまたがって付いているからだ。
クラッチとフライホイールは、専用工具で『パコン!』と外れる。
フライホイールケースを外すと、エンジンの細さが目立つ。というか、エンジンの
下にミッションがある2階建て構造だからなんだが。
突き出たクランクシャフトがど真中にあり、その下がミッションだ。
重いものが高い所にあるのは、重心が高くなってあまりよろしくないが、ミニは
前後方向をコンパクトにすることにこだわった、見事なパッケージングだ。
反対側にはラジエター、クーリングファンがエンジンにくっついて鎮座しているが、
邪魔なので取り去る。
エンジンとミッションの切り離しには、ファンベルトプーリーと楕円のカムカバーを
外した方が良いが、それは後回し。

その前に、シリンダーヘッドを外してシリンダーとピストンの状態をチェック!
ヘッドにゆがみが出ないように、外側のナットから、ちょっとづつ緩めていく。
一番高い所にあるシリンダーヘッドも鉄製のため重い!
そのヘッド、冷却用の水路が錆びてしまっているので、そこをどう処理するのかが
難問だ。
という事で、今日はここまで。 
10年もほったらかしだったので、もっと固着しているかと思ったけど、意外といけそう!
 

      


作成者:マロンパパ