メンテナンス -修理-


 

スピードメーターの修理
(2013年10〜11月)

走行距離が500キロを超えたころ、気がつくとスピードメータが動いていない!
エンジン側のギア部、ケーブル、そしてメーター本体、そのどこかがおかしいはずだ。
早速修理しなければ...
上記3点のチェックは、エンジンルーム側から。エアクリーナボックスを外すと、
メータ裏面が現れるので、まずはケーブルを外してみる。
ケーブルは見たところ問題はなさそうなので、問題はメータ本体か?
とケーブル結合部を回してみ... あれ、全く回らない! 
これじゃ、針が動かないわけだ。
早速メータを取り外し、どの機構がロックしているのか、を調べなければ。
表側のベセルとガラスを外し、裏側のケースからメータ機構部を外し、文字盤を
外し...
写真を撮り忘れるくらい、どんどんメータを分解していく。
(写真は参考のため、オリジナルのメーターを分解したところ。)
こちらがメータの機構部。 ワイヤの回転で磁石が回転、その磁力で針が
回るというシンプルなもの。
それに
トリップメータを回転させる機構が付く。
精密な機械式時計のようだ。
そしてこちらが固着しているメータの機構部の下半分。
この磁石付きの回転部軸受が、オイル切れで焼きついたのだろう。
なんとか固着部を剥離、オイルをさし、マイクロロンのグリスを塗ってから、
電動ドリルで強制的に回転させ、十分になじませた。これで大丈夫だろう。
メータが固着していてもエンジンは回る。でも、メータは回らない。
この差をどこかで吸収していたはず。
案の定、ケーブルのエンジン側の根元が捻切れていた。
新品が死んで予備はないので、オリジナルのケーブルを再利用し、完了。
メータは当時物の新品といえど、数十年動かさなかったんだから、
そりゃあオイルも切れるよなぁ。
ちゃんとケアしなくちゃね。
 

      


作成者:マロンパパ