Modification
PCD Changer + Alloy Wheel (1)

最近、C3クラブメンバーでも、ホイールを交換する人が増えた。
やはり、一番効果のあるモディファイだからだが、PCDが108mmのため、まだまだ種類が少ない。
シトロエンといえば、プジョーと共にラリーのイメージから、スピードラインOZなどが定番といわれるが、これらの主なモデルは、
すでにメンバーが履いている為、後追いのまねっこになってしまう。
そこで、国産向けの種類豊富なホイールを履けるように、人柱をかねてPCDチェンジャーを使用したホイール交換にチャレンジする
ことに決めた。(購入から装着までの成り行きはBrogの05年7月分を参照。)
 
C3に履く事の出来るホイールは、プジョーなどフランス車に多いサイズで、国産車用のホイールは履くことが出来ない。
なぜかというと、PCDサイズが異なるためだ。

C3のホイール選び

PCD : 108mm (一般的な国産車はおもにFF車用が100mm、FR車用が114.3mm)
   PCDとは? Pitch Circle Diameter(ピッチ・サークル・ダイアメーター)の略で、ホイールを固定しているボルトの中心を結んだ
           円の直径 (ボルトが4本の場合は、対角するボルト間の距離。)

オフセット : ホイールやタイヤの幅にもよるが、大体20-30mm位。(7Jで15mmがぎりぎりのところ)
   オフセットとは? ホイール中心線から、ハブ取り付け面までの距離。この距離によって、車体に対するホイールの張り出し量が
              決まる。

取り付けボルト : 本数4本 ハブのボルト取り付け穴サイズ M12x1.25
             国産車のように、車両側からスタッドボルトが出ていないので、ホイールの固定はナットではなくボルトで行う。
             また、純正ホイール用ボルトは専用品(写真下)なので、ホイール交換時にはテーパーボルト(写真上)が必要。
             
センターハブ径 : 65mm (高さ10mm程度)
   センターハブとは?  ハブ側にリング状にある出っ張り。基本的にテーパーボルト(ナット)によって、ホイールはハブの中心に
                固定されるが、それを確実にするのがこのセンターハブ。
                車両側とホイール側で同じ径にすれば、確実にそして高剛性で固定できる。

PCDチェンジャーについて

PCDチェンジャーとは、その名の通り、PCSを変更するパーツだ。
具体的には、フランス車に多いPCD108mmを国産車で多く採用しているPCD100mmに変更してしまう、便利なものだ。
今回は、佐藤精機製作所さんのパーツブランドでもあるTK-Lathe(レース)さんに、寸法を指示して特注品を作成してもらった。
形状は、ドーナツ状のプレートに8つの穴、その4本箇所にボルトが圧入
されていて、この部品を車体のハブとホイールの間に挟みこむ。

強度を出すために、センターハブ径を車両側、ホイール側共にジャスト
サイズで特注。
チェンジャーの厚みは15mm。
上半分がハブの固定側、下がホイールの固定側の断面。
(イラストをクリックして、拡大図を参照の事)
車体のハブに、テーパーボルト(付属)にてPCDチェンジャーを
固定することにより、実質国産車のハブとなるので、星の数
ほどある国産車用ホイールを装着することが出来る。 
PCDチェンジャーを装着したところ。
上段がフロント、下段がリア、それぞれ1番左が装着前のハブ。 
ノーマルにはホイールボルト用の4つの穴が開いているだけで、そこにテーパーボルトでPCDチェンジャーを固定。
この製品は、テーパーボルトの頭がホイール取り付け面より引っ込んでいるため、ホイール側に逃げがなくても大丈夫だ。
(これが飛び出る場合、ホイール側に逃げのための穴が必要。)
センターハブの径もピッタリで、テーパーボルトの固定とで、センターはちゃんと出てそうだ。


ホイール編へ続く




      


作成者:マロンパパ