Modification
Flat Wipre Blade

最近、ヨーロッパ車から採用されているフラットタイプのワイパーブレード。
車の中では、何十年も技術革命が無い唯一の部品とされていたワイパー、
このフラットブレードは、まさしく革命的な新技術だ。

普通のブレードは、フレームをブリッジ状にしてガラスの曲面に密着させていたが、
このフラットタイプは、あらかじめ湾曲させたバネ鋼をゴムに組み込んでいるだけ。
シンプルながら要求機能を果たす、目から鱗のアイディアである。

特徴は、圧力が均等にかかるためのふき取り性能アップ、風切り音低減、全高が
低くなることによる視界確保など。
分解したところ。(これはバレオタイプ)
両端のクリップ、真中のアーム取り付け部とそのカバー、スポイラー形状のゴム
そして、湾曲したバネ鋼が2本。
ボッシュタイプは、スポイラーが別部品でゴムだけ替えることが出来る。
バレオは正式に国内発売していないが、並行で欧州車ショップ等で発売されている。
ボッシュは正式にエアロツインマルチとして発売中で、カー用品店で入手可能。
C3に合うサイズは、運転席側600mm(AM60A)、助手席側450mm(AM45B)だ。

取り付けは、ワンタッチ。
ノーマルブレードを外し、エアロツインのカバーを開け、アームをパチンとはめるだけ。
加工は一切なし。
ゴムの替え方。
端のクリップを外すと、ゴムを抜くことが出来る。

サイズさえ合えば、撥水コート対応のゴムに変更も可能だ!
取り付けた図。
見た目すっきりだ。

拭き取り性能は、さすが力を分散させているというだけあって、拭きムラも無く綺麗だ。
もちろん、新品だからかもしれないが、古くなったらゴムを替えればいいのは、通常の
ワイパーブレードも一緒。


ただし、問題もある。
C3は前後方向にもガラスが湾曲しているため、運転席側がAピラーに近づくにつれ、
ブレードの両端が浮いてしまう。
写真左が上側、右が下側。完全に浮き上がってしまう。

運転する分には支障は無いが、気になる人は購入を見送った方がよいかも。
(このためか、適合表にC3の名前は無い...)
 





 


作成者:マロンパパ