Smart Garden


Modification

Power Window Switch


 スマートは一応外車、それゆえ装備は簡素。
パワーウインドウこそ付くが、左右のドアにそれぞれのスイッチがあるだけ。
日本の軽自動車でも普通に装備されるAUTO機能もない。
ということで、パワーウインドウスイッチを変えて、使い勝手をUPさせよう!

スマートのパワーウインドウスイッチは、AUTO機能がない単純な上下のスイッチが
両ドアに付いてるだけ。
なので、助手席の窓を開けるには、助手席ドアまで手を伸ばす必要がある。
また、もう1台の車、C3はセンターコンソールのシフトレバー前にあり、車を乗り換えた
時に、戸惑ってしまう。
そこで、スイッチの移設を考えてみた。
希望として、スマートの小さなセンターコンソールに左右のスイッチ、そして最低でも
運転席側にAUTO機能を付けたい。
そんなとき、フッと思いついたのが、昔乗っていた初期型ユーノスロードスター。
私の極初期モデルにはAUTOがなかったが、マイナーチェンジでAUTO付きとなった。
で、そのスイッチユニットだけ交換すれば、我が愛車もAUTO付きに変身したのだった!
ということは、このスイッチユニットを使えばイケるかも???
念のため、ディーラーでロードスターの配線図を見て、これならイケることを確認、早速
オークションでスイッチユニットを入手した。
上の写真の極初期型のシーソー式に比べ、UPが引き上げ、Downが押し下げと、
ウインドウと同じ動き、そして運転席側にはもちろんAUTO機能が付いている。
ウインドウの上下はモーターの回転方向を変えて行うが、スマートはドアに引き込まれた
電源とアースをスイッチで極性を入れ替えて、モーターの回転を変えている。
一方のユーノスは、センターコンソールに置くスイッチユニットで、助手席側はスマートと
同様スイッチでの極性入れ替え、運転席側はオート回路を経由してのスイッチング。
そして、極性が入れ替わった電流がドアにあるモーターに流される。
よって、スマートのスイッチを取り去り、ユーノスのスイッチユニットから出ているモーター用
配線をモータにつなげれば良いはず。
とりあえず、作動チェックするために、ドアを分解。ポケット用の4本、ドアハンドル用の2本
のトルクスネジを外し、布の内貼りの下側から引っ張って外し、前にスライドさせて外す。
そしてスイッチ裏から押し出して外す。
配線は、電源が黒に黄色の線、アースが茶色、緑色がUP、黒がDOWN。
取り外したスイッチのコネクタにスイッチユニットをつなげてみて作動チェック。
運転席、助手席、そしてAUTO機能もちゃんと動く!
スマートもユーノスも、パワーウインドウのヒューズはともに30A、まぁ、このままで大丈夫
だろう。
さて、本配線だ。車両の配線加工を最低限にするため、スイッチユニットとモーターをつなぐ
配線を、新たに引き直す。
ドアからの配線を車内に引き込むのため、フロントパネルを外し、適当な場所を探す。
左側はメインハーネスの引き込みグロメット、右はステアリングシャフト部のゴムブーツから
左右のモーター配線を車内に引き込めた。
電源は、助手席の足元の上にあるヒューズボックスの30Aヒューズのすぐあとから取り出す。
場所が狭く、配線が入り乱れているため、あまり好きではないが、エレクトロタップで分岐。
適当なところからボディアースを取って、これら6本の線をセンターコンソールまで這わせる。
配線はこれで終了。
配線が準備できたところで、スイッチユニットの取り付けだ。
前にオークションで入手した予備のセンターコンソールを、スイッチユニットを取り付ける
ために加工! がっつりと穴を開けて、ブラケットを付けて...
そこにスイッチを取り付ける。
スマートのセンターコンソールは小さい。スイッチユニットの幅とほぼ同じ。
色も真っ黒で、とって付けたような感じになってしまった。
そこで、似た色のカッティングシートを貼って色を合わせて、脱着しやすいようにコネクタを
付けて...
しかし、このセンターコンソールとシフトレバーユニットの隙間が狭く、ハーネスを内側に
隠せない。
車両に取り付けた図。
このようにコネクタ付きのハーネスが露出してしまう。
スマートではないので、どうにか隠さねば。
アルミの板でハーネスを目隠しするカバーを作って完成。
AUTO機能は言うまでもなく、とても便利。
そして左手だけで両方の窓を操作できるのもGood !




     


作成者:マロンパパ