Modification
- Exterior -
イギリス時代、レストアをお願いしていたお店の倉庫に、ひっそりと置いてあった緑の物体。 以前見たことがあったBMCのアクセサリーカタログに載っていたサンバイザーだ。 これは、クラシカルな雰囲気を出すには絶好の小道具なので、頼み込んでやっと譲ってもらったのだ。 早速取り付けてみると... |
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1961年のトラベラー用アクセサリーカタログに書かれているイラスト、 よりクラシカルな佇まいだが、その中で一番目立つのが、サンバイザー、 というか『ひさし』と呼んだ方が合っているな! |
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うちにあった1960年発刊のAUTOCARに、このサンバイザーらしき 物が広告で出ていた。K-Lという会社のものらしい。 簡単なイラストではあるが、形状といい、取付金具といい、オプション 品とソックリだ。多分ここの製品だろう。 |
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バイザー本体は、緑のアクリル製、淵にアルミモールが付いている。 小さいガラスの上面に、淵ゴムに沿って装着。 金具は、Aピラーモールに引っ掛けてバイザーをボディに押し付ける ように固定するのだ。 ステンレス製のため、痛みもなく、ピカピカ! |
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上から見ると、ガラスが隠れるほどひさしが出ている。 これなら、真夏のギラギラ太陽光線も和らげることが可能だ! 専用品だから、ガラスの局面にピッタリ沿っている。 |
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真横から見ると、かなり前方に飛び出しているのがわかる。 ガラスの1/3程、覆っている。 まるでデコトラ(笑) |
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これだけ大きいと、走行風をもろに受けてしまうが、バイザー上部には、 走行風を抜くためにスリットが入っている。 なかなか考えられた造形だ。 |
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で、室内からの眺め。 ウインドウ上部をきれいに覆ってくれて、日差しを遮ってくれる。 が、交差点の先頭では、信号が見にくくなってしまい、ちょっと不便。 でも、非日常を与えてくれるトラベラーですから、そんなことでも 嬉しかったりするのだ! |
作成者:マロンパパ