Maintenance
Transmission Oil

センソドライブといえど、元はマニュアルトランスミッション。よって、オイルはATFではなく、通常のMTオイル。
給油口が奥まったところにあるので、給油さえうまく出来れば、簡単に交換できるぞ。

ミッションオイルの交換方法
通常のMTと同じ様に、オイルはミッションケース内の下半分程度に貯められていて、このオイルを循環して各ギアリングを潤滑する。上の図では車体左側からミッションを見た図で、左が車体前側。オイルの出入り口は上下に2つ、下側がオイルを抜くドレン、上側がレベルゲージをかねた注入口。 ドレンボルトはエンジンのドレンと同じ8mmの四角穴、ただし6角ボルトではないため、ボックスでは外せない。初めての交換時は、ボルトが硬く締まっているので、しっかりとした工具で作業しよう!
オイルはボルトを抜けば出てくるが、真下にメンバーがあるため、オイルが飛び散るのを覚悟しよう。
ドレンボルトと銅パッキン、そしてドレンを抜くための工具。そして、肝心のオイル。今回はTotalの100%化学合成油である、PRO SF 75W-90を選択、そしてマイクロロンのギア用コンパウンド90も入れてみる。
次にオイル注入口。ボルトはドレンと同じ8mm四角穴。ドレンよりも高い位置にあり、作業がしづらいため、オイルを抜く前にボルトを抜く事が出来るか、確認しよう。(オイルを抜いた後に注入口のボルトが外せなかったら、走れなくなりますからね。)
そして、これがオイルを注入するサクションポンプ、注射器のお化けです。基本的に車体下からオイルを注入するため、このようなものが必要となります。もちろん、エンジンルーム上部からパイプを使って、重力で注入することも可能でしょうが… 十分にオイルが抜けたら、ドレンボルトをトルクレンチを使って締め付ける。相手がアルミなので、25Nm程度で締めておこう。(今度、ディーラーで正しい数値を聞いてこなければ。)
ドレンを締めた後に、オイルを注入。容量は2Lとのことなので、1.5Lまではとにかく注入。もちろん、この段階でマイクロロンも注入しておく。残りの0.5Lは、注入口からオイルがあふれてくるまでゆっくりと注入。このとき、車を水平にしなければ、正しい油量とならないから注意が必要だ。あふれてきたら、ドレンと同じようにボルトで栓をして、おしまい。 おまけ : 自分でオイル交換をする場合、よくオイルポイパックなどの使い捨て廃油処理箱を使用するが、内蔵物(オイルを吸収するもの)がスポンジや布状の場合、この中身をとりだして廃油を箱に貯め、作業終了時に車や地面にこぼれたオイルを吸い込ませてから箱に戻すと、無駄なウエスを使わなくてもすむし、古いオイルの状態を確認することが出来る。(皆さん、すでにやってることかな?)
MTオイル容量 2L
推奨オイル トタル B.V 75W-80W
オイル交換時期 4年又は、30,000km毎


 


作成者:マロンパパ